「wine & mustard A」は、オセアニア産のワインとマスタードをテーマにしたワインバー。昨年10月のオープン以来、さまざまな雑誌にも取り上げられ、注目を集めているお店です。このお店で使われているマスタードは、EDIT LIFEでも取り扱いのある〈ヒルファーム タスマニア マスタード〉のもの。マスタードがメニューにどう生かされているのかを探るべく、新宿3丁目にあるお店にお邪魔しました。
店内は、カウンター8席とテーブル4席。女性ひとりでも気軽に入れる雰囲気です。
単体でも食べられる! 酸味控えめ、風味豊かな無添加マスタード
「wine & mustard A」は、オセアニア産のワインや食材の輸入代理店を営む唄 淳二さんと、銀座にある中華料理店「Renge equriosity」のオーナーシェフ西岡英俊さん、代官山の老舗フレンチレストラン「マダム・トキ」で副料理長を務めたこともあるシェフ武藤恭通さんがチームを組んで生まれたお店です。ワインバーは数あれど、マスタードに光をあてたお店は日本でこちらだけ。なぜマスタードなのか、そしてその中でもなぜ〈ヒルファーム タスマニア マスタード〉に注目したのか、西岡さんに伺ってみました。
ワインとマスタードが仲良く並ぶ店内。
西岡さん:一般的に知られているヨーロッパ産のマスタードは酸味が強いため、料理の付け合わせとして登場することの多い調味料です。でも〈ヒルファーム タスマニア マスタード〉のマスタードは甘みが強く、辛みというよりは風味が豊かでマスタード単体でも食べられることが特徴です。全部で9種のフレーバーがあるので、アレンジの幅が広いことにも魅力を感じました。
〈ヒルファーム タスマニア マスタード〉は、「世界一空気がきれいな土地」と言われるタスマニアで、無添加・無塩にこだわって手作りされたマスタードのブランド。タスマニア食品コンクールで最優秀グルメフードに選ばれた「ワサビ」という名のマスタードのほか、9種の個性的なフレーバーが揃います。
「wine & mustard A」の人気メニューとともに各フレーバーをご紹介します。
香りと食感が楽しい、シンプルなポテトサラダ
大人のポテトサラダ ¥800
お店を訪れるほとんどの方が注文するという定番メニュー「大人のポテトサラダ」は、マスタードの風味とぷちぷちした食感を楽しむことのできるひと皿。使われているのは、辛みのある和がらしにターメリックを練り込んだペースト状の「パブマスタード」と、マスタードシードとグリーンペッパーを漬け込んだ「マイルドグリーンペッパーマスタード」の2種。ピリっとした辛みと共に、マスタードシードを噛んだときに弾ける香りでワインがすすむ、まさに「大人」なメニューです。
かけられている粒状のものが「マイルドグリーンペッパーマスタード」。
野菜を引き立てる、イタリアンテイストのマスタード
契約農家のこだわり野菜のポワレ ¥1,400
ドライトマトやブラックオリーブ、にんにく、ハーブと一緒にマスタードシードを漬け込んだ「メディティラニアンマスタード」は、イタリアンテイストの万能調味料。魚や肉料理にはもちろん、パスタに絡めてもおいしくいただけます。「wine & mustard A」では、茅ヶ崎の契約農家から届いた野菜を茹でたあと片面だけ焼いて、仕上げにこのマスタードを絡めたひと皿が人気。お客さまが自宅でもマスタードを取り入れられるよう、提案する意味も込めて生まれたメニューなのだそうです。
目にも鮮やかな旬の野菜がたっぷり。女性に人気のヘルシーメニューです。
9種すべてのマスタードを試したいなら
ハニーローストポーク 〜レザーウッドの蜂蜜で〜 ¥1,800
「ハニーローストポーク」は、タスマニアに生育するレザーウッドからとれる希少な蜂蜜「レザーウッドハニー」でキャラメリゼした豚肉を、〈ヒルファーム タスマニア マスタード〉の全フレーバーで楽しむことのできる人気メニュー。マスタードがのせられたお皿がパレットのようにも見えて、目にも楽しいひと品です。
レザーウッドハニーでキャラメリゼした豚肉は甘く、やわらか。蜂蜜の香りがふわっと漂います。
お皿を彩るのは、前述した3つのマスタードのほか、マスタードシードを溜まり醤油に漬け込んだ「スパイシーマスタード」、西洋わさびとマスタードを和えた「ホースラディッシュマスタード」、タスマニアのスパイスにレザーウッドハニーを隠し味にした「マウンテンペッパーマスタード」、タスマニア産のわさびを練り込んだ「ワサビ」、レモン果汁とバルサミコ酢で仕上げた「ドラゴンブレス」、ハーブを加えた「タラゴン」。中央には芳醇な香りのレザーウッドハニーも添えられています。
お好みのマスタードを見つけるにはぴったりのメニューなので、初めてお店を訪れる方に特におすすめです。
味はもちろん、見た目も個性的なマスタードたち。
クリアな味が魅力。オセアニア産のワイン
「オセアニア産のワインを初めて飲むなら」と西岡さんがおすすめしてくれたのがこちらの3本。お店に置かれているワインはすべて唄さんがセレクトしたものですが、彼が選ぶワインは雑味がなく、すっきりとして飲みやすいのだと西岡さんは話してくれました。「特にロゼは、肉にも甲殻類にも合うのでおすすめです」。
左から、〈KIMURA CELLARS〉の白ワイン「マールボロ・ソーヴィニョン・ブラン」(ニュージーランド)、〈Small Forest〉の白ワイン「オレンジ シャルドネ」、ロゼワイン「オレンジ シラーズ ロゼ」(共にオーストラリア)。すべて日本人醸造家によるものです。
主役としても名傍役としても。アイデア次第で広がる使い方
「この子たちは無限の可能性を持っているから、メニューを考えるのも楽しいです」と話してくれた西岡さん。「wine & mustard A」では今回ご紹介したメニューのほか、デザート(!)を含めたほとんどのメニューに、マスタードが使われているそうです。主役としても名脇役としても活躍するマスタードの魅力を体感するため、またご自宅でのお料理に生かすためのヒントを探しに訪れてみてはいかがでしょう。
また、EDIT LIFEのONLINE STOREでは、3種のマスタードを取り扱い中です。お店を訪れることが難しい方はオンラインショップからぜひお試しください。味に加え、パッケージがキュートなのでギフトにも喜ばれますよ。
現在取り扱い中のマスタード。写真左からパブ マスタード、マウンテンペッパー マスタード、スパイシー マスタード。各¥1,080(税込)
INFORMATION
wine & mustard A
住所:東京都新宿区新宿3-12-1 佐藤ビル 2F
TEL:03-3341-8688
営業時間:17:00〜23:00 不定休