*本イベントは終了いたしました。
3月21日に、造形作家のおおくぼともこさんが、EDIT LIFE TOKYOにて、ヒンメリのワークショップを開催してくれます。
フィンランドの美しい幾何学模様のモビール、ヒンメリは、もともとは冬至祭のための装飾品だったといわれています。古代からヨーロッパの冬至祭では、太陽神の復活を新しい年の始まりとして祝うとともに、翌年の豊穣を祈願するために、土地ごとの特色にならった麦わら装飾を作り、祀っていたそうです。当時、麦わらは太陽と豊穣のシンボルと見なされていたとのこと。つまり、自然とともに丁寧な暮らしを送るための装飾です。空気の流れや気温の変化によって、ゆっくりと回転するヒンメリは、現代を生きる人々に、普段からそこにあるけど気付かない自然の声を聞かせてくれるかもしれません。
今回は、ヒンメリの基本形を教わり自由にオリジナルヒンメリを作っていただきます。著書『ヒンメリ フィンランドの装飾』も出版する、おおくぼさんご本人から、ヒンメリの作り方を教わるとともに、ヒンメリにまつわるお話も聞けますので、ぜひ、この機会にご参加ください。
今回、「香菜子と春美の〈楽食住〉」展のディレクターである香菜子さんのご紹介で、おおくぼさんのワークショップを開催できることになりました。香菜子さんからコメントをいただきましたので、ぜひ、そちらもご覧下さい。
ヒンメリワークショップ
会場:EDIT LIFE TOKYO
日時:3月21日(土)13:30〜15:30
定員:10名
参加費:4000円
持ち物:ハサミ、20cm定規
「おおくぼともこさんは、子どもの幼稚園のママともなんです。まとっている空気が素敵で、お話してみて、さらにその人柄に魅力を感じました。おおくぼさんが葉山に移り住むようになってから出会い、その世界に引き込まれていったのがヒンメリです。おおくぼさんは、ヒンメリのことを調べたり実際に作ってみる過程で、壮大な宇宙を意識したり、世の中の真理がヒンメリに込められているんだな、と感じるようになったそうです。私は彼女のワークショップに2回参加していて、1回目は、私の家におともだちを誘って、2回目は葉山のおおくぼさんのアトリエでヒンメリ作りを体験しました。ヒンメリを作っているときは、無心になって手を動かしているので、あっという間に時間が経つんですよね。日々の忙しさから離れて、一度「無」になってリセットできるのが魅力です。私は「大切なことって、結構、シンプルなことなのかな」と感じました。また、おおくぼさんが話してくれる「ヒンメリを通して気付いたこと」の内容がとても面白い。そのお話は毎回更新されているので、今回もヒンメリ作りとおおくぼさんの話を通して、新しい「気づき」が得られるといいなと思っています」