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*本イベントは終了いたしました。

落語家の柳家権太楼さんが、EDIT LIFEにて落語の会を開催してくれます。柳家権太楼さんは、年間高座500余りをこなす爆笑派として知られ、安定した人気と実力を誇る寄席の大看板。2013年11月には紫綬褒章受章を受章しています。

柳家権太楼さんの落語は、目線使いひとつで誰もいない空間に人がいるのではないかと思えるほどの説得力があり、顔の表情ひとつで、様々な登場人物が生き生きとした姿で現れ、歓び、怒り、悔しさ、切なさ、と、人間がもつ感情を豊かに表現します。真の落語とは、言葉と身体、そして表情を使って、そこにはない世界を、リアルに体感させてくれるもの。柳家権太楼さんの落語は、その素晴らしい世界を体験させてくれるとともに、脈々と継承される「伝統芸能」の本当の凄さを教えてくれると思います。

また当日は、料理家の奥田ここさんが、江戸料理をテーマに食でおもてなしをしてくれます。落語が始まった江戸時代には、木桶のかかった天秤棒をかついでモノを売り歩く「棒手振り(ぼてふり)」「振売(ふりうり)」という文化がありました。鮮魚や野菜、油揚げ、寿司、田楽などを売り歩いていたそうです。落語の会の当日は、そこからインスピレーションを受けて、奥田さんが、「たこのさくら手毬寿司」、「稲荷ずし」、「こんにゃくの田楽」などを作ってくれます。

 

柳家権太楼師匠に落語の会を開催いただけることを、私自身が一番楽しみにしています。私の落語との出会いは学生の頃。初めてテレビで桂枝雀さんや志ん朝さんを聴いて、腹の底から笑い、「落語でこんなに笑うんだ」と思いました。そこからしばらく経って、また改めて落語に興味を持ったのは朝の連ドラ『ちりとてちん』を観てからです。そして、コシノ家の「だんじり」にご招待頂いて、鶴瓶さんとお話させて頂いた時に、「今度、落語を聞きにいきたい」とお話させて頂いて、「人情ものから動きのあるものまで幅がある……」と聴いて、鶴瓶さんの落語などを聴きに行きました。そんな矢先に雑誌『BRUTUS』さん主宰で、代官山蔦屋Tサイトで権太楼師匠の落語があると聞いてすぐに申し込んで行きました。席は真ん中より後ろだったのに、権太楼師匠のお噺は、情景が立体的にみえて、“動き”と“表情”と“間”で、すっかり自分がその噺の中にいて、途中からは「落語は3Dなのか」と思うぐらいの迫力でした。それから、すっかり権太楼師匠の噺に夢中になりました。こんなに動きのある落語、立体的な落語を観たことがなかったので、今回、ぜひ、と去年の暮れの会の時にお願いに参りました。そのお話の中で、私がこの一年半ぐらい、江戸懐石を習っている日本料理家の奥田ここ先生の江戸料理が、権太楼師匠のお噺に合う、とご提案させて頂いて、今回、この様な形が実現致します。奥田ここ先生に江戸懐石を習いたいと思ったきっかけは、先生の言葉の使い方、江戸言葉が美しくて、粋で。そして、お出汁の引き方、包丁の持ち方、自分流の出し方など、一から料理を丁寧に正しく学び直して、羽釜の炊き方や穴子の捌き方まで習いました。先生の「走りと旬と名残」の素材を使いながら、季節を感じ、行事や古き良き「しきたり」を大事にしていることに、たくさん影響を受けました。
今回、江戸の落語と江戸料理の空気感を少しでも皆様に味わって頂きたいと思っております。福田春美

当日のスケジュールと詳細
14:00 開場
15:00 落語開宴

落語  柳家さん光
落語  柳家ほたる
落語  柳家権太楼

仲入り→奥田ここさんによる、料理の説明。

落語  柳家権太楼

17:00  料理のおもてなし
料理  奥田ここさんの「江戸のこつまみ」

料理のテーマ:江戸のこつまみ

食事
・たこのさくら手毬寿司
・稲荷ずし
・こんにゃくの田楽、けしの実ぱらり
・獅子唐と漬けうずら玉子の串物
・春の青菜の浸しもの
・蓮根とごぼうの山椒チプス

飲みもの
・日本酒 おひとり、おちょこ一献。

料金:6500円(+税)

3代目柳家権太楼 (やなぎや・ごんたろう)

落語家。1982年に真打に昇進。真打昇進と同時に3代目柳家権太楼を襲名。2013年、紫綬褒章を受賞。 落語界を代表する爆笑派 として、若い女性ファンも多数存在する。

奥田ここ(おくだ・ここ)

懐石料理を学び、またイタリアでの滞在を通して家庭料理の手ほどきも受ける。 築地市場を「師」と仰ぎ、現在は旬の食材を中心にした「和食」及び「イタリア料理」の料理教室を主宰。出張教室や屋外での青空教室を開催。

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