現在EDIT LIFEで行っている展示『Let’s go for a drive in Singapore』では、
写真家、若木信吾さんとアーティスト、マイク・ミンさんの作品だけでなく、
写真集と本も取り扱っています。
今日はその中からおすすめの1冊を紹介します!
『希望をくれる人に僕は会いたい』
若木信吾さん初のエッセイ・インタビュー集です。

この本には、若木信吾さんが同じクリエイターとして
彼らの原動力は何なのか、その秘密が知りたかった、という30人の方へのインタビューが収録されています。
インタビューの様子は、若木さんご自身の言葉で綴られています。
カメラとボイスレコーダー、動画が撮れるデジタルカメラを持って
一人でインタビュー場所に向かい、録音した音声もご自身で文字に書き起こして
インタビューを振り返りながら書いたそうです。
私は30人のインタビューの中で、ヴィータウタス・ランズベルギスさんのページがとても好きです。
彼は政治家にして音楽学者、ピアニスト。肩書きからして興味が湧いて、
ヴィータウタスさんが研究されているチュルリョーニス(画家、作曲家)についても調べてしまいました。
この話は長くなってしまうので・・・・・・
気になる方はぜひ読んでみてください!
インタビュー以外に、書き下ろしエッセイと写真家デビュー前の未発表作、アイルランド撮り下ろしも収録。
エッセイもインタビューも、その時々に流れている時間が文章から伝わってきて、
若木さんの人柄が少しだけ垣間見えます。もちろん、それぞれの方の写真も素敵です。
〈…人と関わって新しいことが発見できれば未来が訪れる。それが希望だと思う。
だから僕はいつでも希望をくれる人に会いたいと思っている。〉本書エッセイより。