EDIT LIFEの編集チームは、雑誌や他のWEBメディアでも編集・執筆業務を行っています。先日からアップしている岐阜県への買い付け旅も、実は雑誌『& Premium』で福田春美さんと共に『美濃和紙あかりアート in 白川郷合掌造り集落』を取材させていただいたタイミングに合わせて行ったものでした。
2015年9月18日発売(23号/特集:スタンダード。)で担当させていただいた記事を転載させていただきます。昨年9月に発売された号のため、一部情報が古いものもありますが、ご了承ください。
ノスタルジックな街並みを彩る、やさしい灯り。
岐阜県にある白川郷合掌造り集落は、世界文化遺産に登録されて今年で20周年 茅葺き屋根の伝統的な建築物が残るこの地域で、先日、美濃和紙を用いたアート作品が一堂に会すエキシビション「美濃和紙あかりアート in 白川郷合掌造り集落」が開催された。神宮前のギャラリーショップ〈EDITL IFE TOKYO〉で11月から始まるライフスタイル展「楽食住」のため、愛用しているという美濃和紙でできたアイテムの買い付けに岐阜県を訪れたブランディング ディレクター・福田春美さんも、このエキシビションを体感したひとり。「白川郷には初めて来ましたが、豪雪地帯で暮らすために生まれた茅葺き屋根の家々が並ぶ美しい景色に感動しました。日が暮れて、和紙に包まれたオレンジ色のやさしい灯りが街にともる様子にも、ほっとするような感覚を覚えました。訪れる季節や時間帯によってさまざまな表情を見せてくれそうなので、何度でも来たくなるエリアですね」
毎年、美濃和紙の本場である岐阜県美濃市で開催されている「あかりアート展」は今回で22回目だが、白川郷で開催されるのは初めての試み。「昨年〝日本の手漉和紙技術〞としてユネスコ無形文化遺産に登録された〝本美濃紙〞は、岐阜県が世界に誇る遺産です。今回の『あかりアート in 白川郷合掌造り集落』は、まさに世界レベルの魅力をコラボし、本県の素晴らしさを一度に体験できる企画として実施しました」と話してくれたのは、岐阜県知事の古田肇さん。10月には、美濃市で「あかりアート展」が開催される。秋の夜長にぴったりの美しい展覧会に、足を運んでみては?古田肇
1947年生まれ。通商産業省(現・経済産 業省)入省後、内閣総理大臣秘書官などを経て2005年、岐阜県知事に就任。福田春美
ブランディングディレクター。現在は神宮前にある〈EDIT L IFE TOKYO 〉のほか〈Corte Largo〉や〈a day〉などを手がける。
photo:Tomoyo Yamazaki illustration:Shapre
text:Akiko Souen edit:Hitoshi Matsuo
『& Premium』23号(2015年9月18日発売|特集:スタンダード。)
https://magazineworld.jp/premium/premium-23/
幻想的な風景が楽しめる『あかりアート展』は毎年秋に開催されているイベント。2015年は白川郷でも行われましたが、通常は美濃和紙の本場である岐阜県美濃市で行われています。岐阜に旅するときには、エキシビジョンのタイミングに合わせるとプラスαの感動が得られると思います! のどかな風景に癒される白川郷にもぜひ足を運んでくださいね。