*本講義は終了いたしました
EDIT LIFE TOKYOでは10月から毎月2回、写真家、高橋恭司の写真私塾「E’cole de Takahashi」を開講します。今記事では、開講に先だって高橋恭司の新作をWEB EXHIBITIONとして発表し、私塾の詳細を記します。
「E’cole de Takahashi」開講記念
Kyoji Takahashi
WEB EXHIBITION
「Road Movie MASHIKO」
© Kyoji Takahashi
Kyoji Takahashi
WEB EXHIBITION
「Road Movie Harajuku」
© Kyoji Takahashi
「E’cole de Takahashi」の講義内容は、写真を読み解くための「写真術勉強会」と、写真を撮るワークショップ「ロードムーヴィ」の2講座。「写真術勉強会」は、毎回テーマを掲げて、高橋恭司がどのように写真と向き合っているのかを知ることで、写真をより深く読み解くための技術を学びます。ワークショップ「ロードムーヴィ」は、高橋恭司と街に繰り出し、参加者が直感的に撮影。その後、クリティックの時間を設けます。
10月3日に開催する「写真術勉強会」第1回目のテーマは「ビートニクスと写真」。
10月17日に開催する「ロードムーヴィ」第1回目は、越谷の街。
開催にあたって、高橋恭司から「E’cole de Takahashi」の開講宣言が届きましたので掲載します。
【E’cole de Takahashi】
撮影ワークショップ「ロードムーヴィー」
私達をとりまく さまざまな言葉 力 何かえたいの知れない流れ etc。
しゅんかん それらを止めることが できるのではないだろうか。
外に出て 気がつく前に 何かをとらえられたら。
スナップショットが可能ならば。
気軽にかべをのりこえてみよう。
ふりかえらずに。
—高橋恭司—
「写真に捕らわれて撮る者」が、「空中に浮いた窓」を通して何を切り取ろうとしているのか。
「外に出て 気がつく前に 何かをとらえる」ことができるのか。
「E’cole de Takahashi」の講義を通じて、その「暗号」の読み解き方を学びましょう。
高橋恭司私塾『E’cole de Takahashi』
写真術勉強会Vol.01:「ビートニクスと写真」日程:2015年10月3日(土)OPEN 14:30/勉強会 15:00〜17:30/CLOSE 18:00
参加費:¥3,000(当日お支払いください)
定員:12名 *どなたでもご参加いただけます。下記Peatixよりお申し込みください。
会場:EDIT LIFE TOKYO(東京都渋谷区神宮前2-27-6 TEL:03-5413-3841)*参加費は当日お支払いをお願い致します。
【高橋恭司 写真術勉強会|今後のスケジュール】
●第1回目:10月3日(土) 15:00開始
●第2回目:11月21日(土)15:00開始
●第3回目:12月19日(土)15:00開始
高橋恭司私塾『E’cole de Takahashi』
撮影ワークショップ「ロードムーヴィ」:越谷日程:2015年10月17日(土)集合 13:00 @ 越谷駅 西口 (終了予定 16:00)
参加費:¥3,000(当日お支払いください)
定員:12名 *どなたでもご参加いただけます。下記Peatixよりお申し込みください。*参加費は当日お支払いをお願い致します。
【高橋恭司 撮影ワークショップ「ロードムーヴィ」|今後のスケジュール】
●第1回目:10月17日(土)13:00開始
●第2回目:11月14日(土)13:00開始
●第3回目:12月12日(土)13:00開始
【E’cole de Takahashi】
写真を読み解く「写真術勉強会」
もし誰かがこう考えたとしよう、自分にとって写真が世界の中心で、写真のために人間が何ができるのかと。(それはまったくバカげたことなのだろうか?)
よく考えてみると写真が「世界の中心」ではまったくないし、「人間」というのが私やあなたではない。 けれど、しかし、だからといって、写真のために自分は動きだしたいと想ってしまう。
自分のこのような欲望を、まず異常だとしてもよいのだが、それだからといって、何だということでもない。 いったい自分以外のことを「何とかしたい」と関わることは、とくに不思議なことではない。
視点を変えると、そのように撮られた写真(あるいは、どのようにであれ撮られた写真)に、私やあなたは何を見るのであろうか。
私たちの目の前にぽっかり空いた窓のように、突然写真があるのだとしたら。私たちはその異物に対して「見る力」をつけなければなと思う。逆転した人間の発した暗号を今や解読する時がきた。「写真に捕らわれて撮る者」「空中に浮いた窓」その「暗号を受けとる者」という3つの事が考えられる。そのトライアングルに自分の身体を入れてみよう。そこには何かが開かれているのではないか?
—高橋恭司—