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*本講義は終了いたしました

EDIT LIFE TOKYOでは毎月2回、写真家、高橋恭司の写真私塾「E’cole de Takahashi」を開講しています。

4月16日(土)に開催される「写真術勉強会」の募集を開始しました。
次回のテーマは「写真/眩暈」です。

高橋恭司私塾『E’cole de Takahashi』
写真術勉強会Vol.07:「写真/眩暈」
日程:2016年4月16日(土)OPEN 14:30/勉強会 15:00〜17:30/CLOSE 18:00
参加費:¥3,000(当日お支払いください)
定員:15名 *どなたでもご参加いただけます。下記Peatixよりお申し込みください。
会場:EDIT LIFE TOKYO(東京都渋谷区神宮前2-27-6 TEL:03-5413-3841)

*参加費は当日お支払いをお願い致します。

*次回のスケジュールは確定次第、Facebook、instagramでお知らせ致します。

募集開始にあたって、高橋から前回の講義「写真/時間」について振り返りのコメントが届きましたので掲載します。


前回の講義は、写真/時間がテーマ。
伊藤俊治さんの『写真都市』の中の第2章に教わるかたちで、話を進めました。

写真による芸術の一回性の崩壊はポールヴァレリーのいうように、
「芸術という概念そのものをも、きわめて魔術的な方法で変えてしまう」
ーーP121 写真都市 / 伊藤俊治

後半は、ハンナ・アーレントの『アウグスティヌス愛の概念』の中から、時間に関わる部分を参考にしました。

わたしたちの年月は、消えうせるためにやってくるのである。
ーーアウグスティヌスの愛の概念 / ハンナ・アーレント

図版はハンス・ベルメールから2点。
伊藤俊治さんの『写真都市』は、勉強会の中でー写真と死ーに私たちを深く導いたようです。

高橋恭司


写真私塾「E’cole de Takahashi」の講義内容は、写真を読み解くための「写真術勉強会」と、写真を撮るワークショップ「ロードムーヴィ」の2講座。「写真術勉強会」は毎回テーマを掲げて、高橋恭司がどのように写真と向き合っているのかを知ることで、写真をより深く読み解くための技術を学びます。

【E’cole de Takahashi】
写真を読み解く「写真術勉強会」

もし誰かがこう考えたとしよう、自分にとって写真が世界の中心で、写真のために人間が何ができるのかと。(それはまったくバカげたことなのだろうか?)

 

よく考えてみると写真が「世界の中心」ではまったくないし、「人間」というのが私やあなたではない。 けれど、しかし、だからといって、写真のために自分は動きだしたいと想ってしまう。

 

自分のこのような欲望を、まず異常だとしてもよいのだが、それだからといって、何だということでもない。 いったい自分以外のことを「何とかしたい」と関わることは、とくに不思議なことではない。

 

視点を変えると、そのように撮られた写真(あるいは、どのようにであれ撮られた写真)に、私やあなたは何を見るのであろうか。

 

私たちの目の前にぽっかり空いた窓のように、突然写真があるのだとしたら。私たちはその異物に対して「見る力」をつけなければなと思う。逆転した人間の発した暗号を今や解読する時がきた。「写真に捕らわれて撮る者」「空中に浮いた窓」その「暗号を受けとる者」という3つの事が考えられる。そのトライアングルに自分の身体を入れてみよう。そこには何かが開かれているのではないか?

 

—高橋恭司—

では、4月16日の講義にてお会いしましょう。

高橋恭司(たかはし・きょうじ)

55才、中年、長髪、白髪あり、ひげも。

革命に乗りおくれた最後のパンクス写真家。

池袋住在。

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