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群馬県高崎市にある「安産と子育て」にまつわる神社、山名八幡宮が2016年10月15日にリニューアルしました。神主の高井俊一郎さんが目指したのは、840年の伝統を重んじる「祈りの場」であり、町の人々の「活動の場」となる、新しい神社のカタチです。

町づくりの視点で神社をリニューアル。
お母さんが子育てをしやすいコミュニティを。

リニューアルの準備は約2年前から始まっていて、2014年にキッズ・マタニティカフェ「mico cafe」が神社の敷地内にオープン、その後、子供が自由に遊べる広場を作る「あそびばプロジェクト」が始動。今年の5月には天然酵母のパン屋「PICCO LINO」が開店し、10月に「祈りの場」のリニューアルが行われました。

高井さんは高崎市議会議員を8年間経験し、町づくりの視点を大事にしながら神社のリニューアルを構想。「安産と子育て」をテーマに、お母さんたちが子育てをしやすいコミュニティ作りを行っています。そして、今回のプロジェクトにブレーンとして参画したのがシブヤ大学の発起人としても知られるデザインコンサルタントの近藤ナオさんです。近藤さんは数々の町づくりのプロジェクトに関わり、ビジネス、組織運営、クリエイティブを総合的にサポートしています。

前回の記事では、「祈りの場」をリニューアルした3名のトップクリエイターにインタビューを行いましたが、本記事では山名八幡宮の未来予想図を描く、神主の高井さんと、デザインコンサルタントの近藤さんにお話を伺いました。

▼前編はこちらから。

人々が日常的に集う場所を目指さないと、
神社にこれまで以上の上澄みはない。

高井さんが近藤さんと出会ったのは市議会議員時代。町づくりにクリエイティブを取り入れる視点に共鳴して、高崎市のプロジェクトで協力を仰ぐようになりました。その過程で絶大な信頼を寄せて、今回のプロジェクトでも近藤さんにサポートをお願いしたそうです。まずは高井さんに、神社に「お母さんのためのコミュニティ」を作ろうと考えたきっかけから聞いてみました。

高井さん:『神社を「人々が集う公共の場」にしていきたいという想いは、実は、市議会議員になる前から思っていたことです。私が学生の頃に祖父が倒れて、山名八幡宮は約7年間、開店休業状態になっていました。大学を卒業して神職の修行を終えて戻った頃には、草木も荒れ果てていて。約1年間は参拝者もほとんどなく、毎日掃除ばかりしながら神社の未来を考えて、その時に神社の未来を考えて、地域の人々が日常的に集う場所にしないと、もうこれ以上、神社の上積みはないと感じたんです。

「安産と子育て」の神社で何をするのがいいかを考えた末に、広いスペースが空いていたので、子供とお母さんが集う場所を作ろうと考えました。当時、民生児童委員をしていて子育てノイローゼになってしまうお母さんの相談が多かったんです。それで、そういう場所が絶対に必要だと感じていました。ただ、その後、市議会議員選に出ることが決まり、8年間は町作りにシフトしていました。親子イベントなどは開催していましたが、議員を辞めて満を持してスタートすることになりました』

大切にしたのは「安産と子育て」の軸。
身内でできる範囲で「場」を持つことから始動。

キッズ・マタニティカフェ「mico cafe」は、高井さんの奥さんの映美さんが中心となって運営しています。妊婦さんの身体に優しい料理を提供しながら、ベビーダンスやベビーマッサージのセミナーなどを開催しています。

近藤さん:『「mico cafe」を始めるときは、正直、ビジネスモデルとしては難しいと思っていました。ただ、「安産と子育て」にまつわる企画という「軸」が通っていたのと、そこまで採算が合わなくても、「場」を持つことが重要だという考えがあったんですよね。最初は身内で始められるし、他のプロジェクトが始まっていなかったので、僕と高井さんで手厚くフォローもできるかなと。それで高井さんと映美さんが親子カフェをいろいろ見学した後にスタートしました。実際は映美さんの頑張りによって、少しではありますが既に黒字化しています。僕の想像よりビジネスセンスや人を巻き込む能力、商品開発などの勘所が良かったんですよね。いまも「PICCO LINO」の天然酵母パンを使ったサンドイッチの商品開発画像をfacebookにアップしていますが、クオリティが良くていつも驚かされています。早期黒字化の要因は、早くヒットメニューが生まれたこと。おしゃれなお母さんたちをまとめて、いいコミュニティができてきていますね』

ビッグビジネスにならないプロジェクトの可能性。
それは、いいもの、いい場所を提供できること。

そして「mico cafe」の延長として、天然酵母と国産小麦を使ったパン屋さん、「PICCO LINO」が今年の5月にオープンしました。リーダーを務めるのは、もともと都内で天然酵母のパン屋を始める人たちを指導していた伊藤さん夫妻。

高井さん:『「mico cafe」で食事も出したいね、ということになって、小さな子どもや妊婦さんが安心して食べられるものがいいと、天然酵母のパンに行き着きました。それまで高崎にそういうパン屋さんが一軒もなかったんですよね。それでナオさんに相談したら伊藤さん夫妻を紹介してくれて、当時は高知県で店をやられていたので会いに行きました。すると、たまたまおふたりが群馬出身で「そろそろ帰ってもいいかも」という話になって。急スピードで「PICCO LINO」をオープンさせることに。伊藤さん夫妻のいいところは天然酵母に対する徹底的なこだわり。小麦も信頼できる国産を選んで、手間ひまかけておいしいパンを作っています。手間とスタッフの人件費もかかるのでビジネスとしては大きくはないですが、安心安全なパンを提供できることがうちとしては大切なんですよね。「mico cafe」でそのパンを使ったメニューを出せることも重要と考えています』

近藤さん:『「PICCO LINO」については、伊藤さん夫妻に実力と経験があったことと、もともと指導する立場だったので人材育成をしてくれるかな、という期待もあって事業をスタートさせました。現在3人ぐらい主婦の方が修行をしています。あとは、水をほとんど使わないパンなので冷凍してもおいしいんです。すごい可能性があると感じたんですよね。今後体制が整ったら冷凍食品の会社と提携して、冷凍のパンを小学校や福祉施設に可能な金額で納品することもできる。伊藤さん夫妻に移住していただくのはビジネス面でリスクもあったのですが、スタートしてもなんとかなるかなという判断をしました』

近藤さん:『もうひとつの「あそびばプロジェクト」は、神社の敷地内の広場を公園にしていこうという企画です。行政が作る公園は禁止事項が多いので、DIYのためにのこぎりを使ったり、火をおこしてアウトドア料理を楽しんだり、キャッチボールをしたり。そういうことをなるべく子供たちにさせてあげたいんですよね。このプロジェクトは事業化というよりは、月に1回地域の人々が集まって、一緒に場を作って行く行為自体に価値があると思っています』

事業に必要な組織設計図を作って、
実現可能かどうかを判断していく。

それぞれ業態も異なるプロジェクトですが、組織編成はどのように行っているのでしょうか? 近藤さんに伺いました。

近藤さん:『僕はこれまで50社ぐらいの会社やプロジェクトの立ち上げに関わってきたので、事業の守備範囲が比較的広いんですよね。そのため、例えばパン屋さんならどういう組織を組めば最低限のビジネスが成り立つのかがわかるので、それに必要な組織設計図を作って、実現可能かどうかを判断しています。

基本的にはプロジェクトごとにリーダーをたてて、制作、販売、コミュニケーションと、必要な位置にフォロワーを付ける構造ですね。例えば「mico cafe」であれば、高井さんの奥さんの映美さんがリーダー、僕と高井さんがサポートに入って、地元建築家や運営スタッフというフォロワーを一緒に探していきました』

ディレクターがいなくても運営できる組織。
それがリーダーとフォロワーの座組。

近藤さん:「組織作りで気をつけているのが、僕自身がプレイヤーとして入らないこと。というのも、各地のプロジェクトを並行して行っていて高崎に住んでいるわけではないので、僕がいなくても運営可能な組織を作りたいんです。僕がいなくなると、「どうして最近来てくれないの?」という雰囲気になったり、経営がうまくいかなくなることも過去に経験したんですよね。それで、リーダーとフォロワーのチームを作るスタイルにしています。フォロワーはクリエイターだけでなく、一緒に働いたり継続的にサポートするメンバーがとても重要です。パン屋であればパンを焼く量を増やすための技術の伝承と、最近、移動販売を始めたんですが販売方法の拡大など、製造と販売の軸がしっかりあってこそ、それを支えるクリエイティブチームが活かされるんです。

このような組織編成がほかのコンサルではなかなかできない僕の得意分野だと感じていて、最近はその点をより意識するようにしています。永続的な組織にするために、リーダーもフォロワーもできれば地元の人で構成したいんですよね。日本のトップクリエイターと比べるとレベルは劣るかもしれないけれど、それを補うチームを作って運営することが大切で、毎日飛び交うメールを包括的にチェックしながらサポートしています」

リーダーに必要とされる要素は、
「T型」の能力と、ひとりになっても続ける意思。

では、プロジェクトリーダーにはどのような能力が求められるのでしょうか? また、リーダーとなる人とはどのように出会っているのでしょうか?

近藤さん:『僕が考えるリーダーの理想は、特殊スキルがあって、かつジェネラリスト的な視点を持っている人。ほかの人の意見を聞ける人ですね。人材開発の分野では、ひとつの分野のスペシャリストを「I型人材」、専門知識に加えて幅広い知見を持つ人のことを「T型人材」と呼ぶのですが、「T型」の人がリーダーに向いている人。そういう人たちがリーダーとして集まるとプロジェクトがうまく組織しあいながらカタチになっていく傾向が高いんです。あとは、働く目的がお金ではなく、ひとりになっても資金が尽きても続ける意思のある人ですかね。逆にリーダーに向いてないのは、「熱い想いはあるけれど、特殊スキルがない人」。そこはドライに差配するようにしています。

良いリーダーは待っていても募集をかけても来ないので基本的には探しにいきます。僕の中で「100人インタビュー」と呼んでいるんですけど、それぞれの土地でやる気のありそうな人に会いに行って探すことが多いですね。今回の企画では高井さんが群馬、高崎のハブとして人のコーディネーションをして、そこで補えない部分については、僕が必要な地域から人材を集めて組織を作っていきました。僕は普段から、「何かをやりたい人」に年間で1000人ぐらい会っていて、15分から30分ぐらい話をしたら、その人の特性を理解して整理する精度を高めるように心がけています。今回、僕と高井さんのふたりいたことで、地元のフォロワーが多いバランスの良い組織になりました』

複数のプロジェクトを進行する場合は、
マネタイズモデルとそれ意外、を明確化する。

プロジェクトが増えていくと、全体を見るうえで力点の置き方も重要なポイントになってきます。そのバランスはどのように決めているのでしょうか?

近藤さん:『プロジェクトには、ビジネスとしてまわさないと続けられないものと、マネタイズしなくても続けられるものがあるんですよね。例えばパン屋さんのようにマネタイズするべきプロジェクトに関しては、優れたクリエイターをアサインしたり、PRチームを付けるようにしています。一方で、地域の人々と公園を作って行く「遊び場プロジェクト」のようなモデルは、マネタイズよりも月に1回集まって続けていくことに価値がある。僕が主に関わるのは、ビジネスにおいてマネタイズするべきプロジェクトの方で、そうでないものはかなり遠目で見ている感覚ですね』

「祈りの場」を特別な存在にするために、
トップクリエイターとブランディングを考える。

では、今回の神社のリニューアルにおいて最もマネタイズするべき重要なプロジェクトはどれにあたるのでしょう。

近藤さん:『ビジネス視点で山名八幡宮のプロジェクトを見ると、神社本来の機能である「祈りの場」が最も重要と考えています。そもそも神社のビジネスはご祈祷が入って授与品が売れないと成立しないんですよね。「祈りの場」は相当レベルの高い場所にしないとお客さんが来てくれないので、日本のトップクリエイターの方々としっかりブランディングをして、授与品もレベルの高いものを提供することにしました。

ただ、リニューアルをすることで神社がまったく新しいものになってはいけないと思っています。そのため「歴史」や「敬神の念」と、大事に向き合ってくれるクリエイターの方々をアサインしました。今回、授与品を監修してくれた山田遊さんと話していたのですが、人間って圧倒的な手仕事に「神々しさ」を感じることがありますよね。鍛錬を積み重ねて、磨き上げていくものというか。アートディレクターの加藤智啓さんも、建築家の永山祐子さんも、クリエイティブディレクターの山田遊さんも、そういう感覚でひとつひとつ丁寧に考えながらものを作っていく人たちだと感じました。ちなみに、「祈りの場」であればリーダーが高井さん、サポートに僕、フォロワーにクリエイターの方々や運営スタッフという組織編成です』

重要なのは、プロデューサーではなくサポーター。
リーダーが小さな会社を運営する仕組みを作る。

一方で、お母さんたちのためのコミュニティ「活動の場」の企画は、今後、どのような流れで決定していくのでしょうか。

近藤さん:『「活動の場」のプロジェクトは、やりたい人ありきで考えていくつもりです。つまり、山名八幡宮には場所があって、そこで何かを始めたい人がプロジェクトを起こしていく。僕たちはサポートをするけれどプロデュースするわけではないんですよね。何かをやりたいリーダーのために必要な人材を見つけて組織作りをして、ビジネス構築の手助けをする。小さい規模ですが会社や組織を作るコンサルのような立ち位置ですね。

サポートするプロジェクトの基準は、山名八幡宮の場所にふさわしい「安産と子育て」の軸が1本通っていること。今後は、地元野菜を使ったサンドイッチやコロッケ、スープなどを作る「六次産業化プロジェクト」が始動する予定ですが、その後も、山名八幡宮としては「何かを始める人」にウェルカムな場所であり続けていきます。例えばいま、宮司である高井さんのお父さんの母屋が空いていて、そこに、授産施設や産後ケア施設を起業したいリーダーが出てきたらすごくいいだろうなと考えています』

長いスパンでビジネスを考えられるのは、
100年単位で物事を考える、神社の強み。

プロジェクトを始めるには、当然、資本となるお金が必要です。また、マネタイズできるモデルとできないモデルがあるとはいえ、ビジネスとして、どれぐらいのスパンで物事を考えているのでしょうか。こちらは、高井さんにお伺いしました。

高井さん:『確かにいまは、かなり投資をしている時期ですね。これまでの貯蓄も切り崩しましたし、融資も受けています。「mico cafe」も「あそびばプロジェクト」も「PICCO LINO」も、儲かるモデルではないんですよね。でも、かなり先の話でしょうが、それらがあることで神社にたくさん参拝者が来るようになって、結局は返ってくると思っています。山名八幡宮がみんなの「おらが神社」になり、「七五三やお正月には山名八幡に行こう」という風になればいいですよね。長いスパンで考えられるのは、神社だから、というのが大きいかもしれません。お店のようなシーズン単位ではなく、100年先まで考えてリニューアルをしていますから。そういう意味では、神社やお寺が町のためにプロジェクトを仕掛けることは、成功の確立が高くなるのかもしれません』

実益を兼ねた経済活動を作ることで、
地域の雇用と、農家の売上を上げる。

今回の神社プロジェクトは社会復帰を願うお母さんの雇用を生み出している点でも魅力的です。そこには「活動の場」を「経済活動の場」として育てていきたいという高井さんの意図がありました。

高井さん:『まだ規模は小さいですが、「mico cafe」も「PICCO LINO」も地域の人を雇用して運営しています。お母さんたちの中には「フルタイムでは働けないけど社会復帰がしたいし、収入も欲しい」という方も多いんですよね。決してうちは時給が高いわけではないですが、みなさん母親の視点で「こうしたらどうだろう」という提案をしてくれています。「活動の場」は単なる市民活動の場ではなくて、経済活動として実益を兼ねた場所にしていきたいんです。

農家の野菜を使ってコロッケやスープを作る「六次産業化プロジェクト」も、農家の人々のための経済活動の場を作りたいんですよね。市議会議員時代によく農家まわりをしていて、「米も麦も安価でしか売れなくて困る」という話を毎日のように聞いていました。「野菜を育てたらどうか」と話しても、「どうやって作ればいいのかわからない」と。結局、出口が見えないと新しいチャレンジができないんですよね。そのため地元野菜を使った加工品を作ることで、小規模ではありますが農家の方々に小さな光を見い出せるといいなと。そこにはお母さんたちの雇用の場所も新たに生まれますしね。そうやって実益を兼ねた経済活動を築くことで、継続的に運営していけると思っています』

日々、丁寧な仕事を続けることで、
神聖で心地よい空間が実現する。

このような約2年間に渡る準備の末に、10月15日、山名八幡宮がリニューアルを遂げました。最後におふたりに今後の課題と展望について教えていただきました。

近藤さん:『いまは目立つことをやって注目されているので、これから1年が大切な時期。一回ぐらいは「祈りの場」や「活動の場」に行ってみようという人が増えると思うので、その方たちに丁寧なサービスを提供して、「行って良かったね」という口コミが広がるといいなと思っています。初めて訪れた人がリピーターとして育って、プロジェクト全体のファンになってくれるかどうか、それがポイントですね。スタッフ全員がひとりひとりのお客さんを大切に、丁寧に対応する気持ちが求められています』

高井さん:『今回、議員の経験を活かして町づくりの視点から神社のリノベーションを行ってきました。また、並行して早稲田大学の大学院で公共経営の勉強もしたのですが、リニューアルを迎えて、自分の中で理論と実践が繋がった気がしています。これで器ができたので、これからは、ひとつひとつのプロジェクトのクオリティをさらに上げていきます。例えば「あそびばプロジェクト」では植木屋さんや塗装屋さんと協力して広場を公園にしていきますし、「mico cafe」のスペースではいまNPO法人まなぱるが英会話教室をやっていますが、今後はキャリア教育なども取り入れて、「あそび場」と「まなび場」の両方を提供したいと考えています。日々、スタッフみんなで気を引き締めていいサービスをお客さんに届けていきたいですね』

町の人々が家族の安全や幸せを祈るための神社。今回のお話を伺って、そこにまつられている神様の存在はもちろん、そこで働く人々のサービスやデザインの鍛錬によって、「場」が神聖なものになるのだと改めて感じました。「ビジネスとしては難しくても『いい場所』と『いいサービス』を提供することが、これからの神社の役割」だと話す高井さんが描く未来図は、地域の人々にとってきっと素晴らしい場所になるはずです。

(写真:森嶋一也、編集・文:松尾 仁)

安産と子育ての宮 「山名八幡宮」
〒370-1213 
群馬県高崎市山名町1581
TEL:027-346-1736
http://yamana8.net

高井 俊一郎(たかい・しゅんいちろう)

840年以上の歴史を持つ山名八幡宮の神職(27代目宮司継承予定)。2007年から2015年には高崎市議会議員(2期)を務めた。國學院大学文学部神道学科卒。指導神職課程「明階」取得。また、早稲田大学院にて公共経営修士取得。神社がかつて担っていた公共の場としての役割を再構築するため、町づくりの視点で様々なプロジェクトを展開中。

日常的に人が集まる神社を目指し、日本を代表するクリエイターとともに、山名八幡宮リニューアルプロジェクトを立ち上げた。2014年には高崎青年会議所理事長を、2015年には高崎まつり実施本部長を務めている。

近藤ナオ(こんどう・なお)

デザインコンサルタント。株式会社アソボット取締役。『まちの保育園』、『えがおつなげて』、『シブヤ大学』、『週末アドベンチャートリップ』などの地域活性化プロジェクトの立ち上げに参画。

現在はまちづくり的な視点を持ち、クリエイティブとビジネスを融合させた新規事業開発のコンサルティングなどを主に行っている。

加藤智啓(かとう・ともひろ)

デザイン事務所EDING:POST代表。業種・業界の垣根を越え、コンセプトやブランド戦略の立案など、根本的局面から携わり、アウトプットまでを一貫して行う。依頼主が今まで歩んできた道のりを丁寧に読み解きながら、それぞれの歩幅に合わせた、最善の道筋を見つけ出すことを得意とする。
「OMOTESANDO KOFFEE」デザインディレクション、「fireworks」アートディレクションなど、今までに30以上のブランド開発に参画。

永山祐子(ながやま・ゆうこ)

建築家。青木淳建築計画事務所を経て、2002年に永山祐子建築設計を設立。『ルイ・ヴィトン京都大丸店』や横尾忠則の美術館『豊島横尾館』、小淵のホール複合施設『女神の森セントラルガーデン』、『カヤバ珈琲』、『木屋旅館』などを手がけている。主な受賞に2014年度日本建築家協会新人賞等がある。

山田遊(やまだ・ゆう)

バイヤー、クリエイティブディレクター。株式会社メソッド代表。IDEEを経て、 2007年にメソッドを立ち上げ、フリーランスのバイヤー、クリエイティブディレクターとして活動を開始。ショッププロデュース、イベントの企画、国際会議などへ贈呈される記念品の選定、グッドデザイン賞審査員など、様々な活動を行う。

主な仕事に『国立新美術館ミュージアムショップ』のサポートディレクション、『APEC JAPAN 2010』の各エコノミー首脳への贈呈品の選定協力、『国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会』の記念品等の選定協力及び企画・開発コーディネションなど。

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